「売買春は人間性を奪う」――フシュケ・マウへのインタビュー

【解説】以下は、『人間性を奪われて――なぜ売買春を廃絶しなければならないか』を2022年3月に出版しベストセラーとなったフシュケ・マウさんへのインタビューで、ドイツのメディアに公開されたものです。自身サバイバーであるマウ続きを読む “「売買春は人間性を奪う」――フシュケ・マウへのインタビュー”

イスラエルのフェミニストからニュージーランドのアーダーン首相への手紙

【解説】これは、イスラエルのフェミニスト活動家で、ポルノ・売買春に反対する運動を長年取り組んできたイディット・ハレルさんが、ニュージーランドの女性首相であるジャシンダ・アーダーン首相に宛てた手紙とそれへの返信で、イスラエ続きを読む “イスラエルのフェミニストからニュージーランドのアーダーン首相への手紙”

FiLiA2022「女性の人権国際会議」が10月22~24日にカーディフで開催

 日本ではまだほとんどなじみがないと思いますが、イギリスのロンドンを拠点にして活動している女性権利擁護団体FiLiA(「娘」という意味)は、毎年10月に「女性の人権国際会議」を開催しています。これは、ラディカル・フェミニ続きを読む “FiLiA2022「女性の人権国際会議」が10月22~24日にカーディフで開催”

フランスの上院がポルノの規制を勧告する報告書を出す

【解題】以下は、イギリスの左派新聞『ガーディアン』2022年9月28日号に掲載されたAP通信社配信の記事の全訳です。  フランスのポルノ産業における性的・身体的虐待は「システミック(系統的、体系的)」なものであり、議員は続きを読む “フランスの上院がポルノの規制を勧告する報告書を出す”

パク・ヘジュン「美容行為に対する韓国女性の抵抗」

【解説】以下は、2022年8月27日に行なわれた、『美とミソジニー』(慶応大学出版会)の翻訳記念ウェビナーで発表されたパク・ヘジュンさんの報告です。ヘジュンさんは韓国のラディカル・フェミニストで、長年にわたって性売買の廃続きを読む “パク・ヘジュン「美容行為に対する韓国女性の抵抗」”

トム・ファー「審判を受けるポルノ連合――マインドギーク、ポルノハブ、VISAの共謀」

【解説】以下の論考は、イギリスの反性搾取団体であるThe Centre to End Sexual Exploitation (CEASE) のメンバーであるトム・ファー氏が『クリティック』に寄稿した最新論考で、カナダを続きを読む “トム・ファー「審判を受けるポルノ連合――マインドギーク、ポルノハブ、VISAの共謀」”

美に潜むミソジニーを暴く――シーラ・ジェフリーズ『美とミソジニー』

【解説】以下は、今年(2022年)の7月に翻訳出版されたシーラ・ジェフリーズさんの『美とミソジニー:美容行為の政治学』(慶応大学出版会)を紹介したものです。同書の韓国語版はすでに2018年に出版されており、その韓国語版序続きを読む “美に潜むミソジニーを暴く――シーラ・ジェフリーズ『美とミソジニー』”

ジャニス・ターナー「英国防省が自国兵士の海外での買春を禁止――だが買春はどこでやっても虐待だ」

【解説】今月、イギリス国防省は新しい隊員規定を定め、今後、海外で英国兵士が買春行為をした場合は除隊などの処分の対象にするとともに、上級将校と下級兵士との間の性的行為も禁止すると発表しました。これは、10年前にケニアで起き続きを読む “ジャニス・ターナー「英国防省が自国兵士の海外での買春を禁止――だが買春はどこでやっても虐待だ」”

キャロライン・ノーマ「クイーンズランド州で進められる性産業の規制緩和」

【解説】以下の論稿は、カナダのラディカル・フェミニスト系のオンライン雑誌『フェミニスト・カレント』に最近掲載されたキャロライン・ノーマさんの論稿です。以下の記事にあるように、オーストラリアでは30年前から性産業の自由化が続きを読む “キャロライン・ノーマ「クイーンズランド州で進められる性産業の規制緩和」”

ブラックホールを照らす実践と探求の光――シンパク・ジニョン『性売買のブラックホール』を読む

【解説】以下は、先ごろ出版された、シンパク・ジニョン『性売買のブラックホール――韓国の現場から当事者女性とともに打ち破る』(監訳:金富子、翻訳:大畑正姫・萩原恵美、解説:小野沢あかね・仁藤夢乃)(ころから、2022年)の続きを読む “ブラックホールを照らす実践と探求の光――シンパク・ジニョン『性売買のブラックホール』を読む”