レイモンド・ロッタ「性的搾取の『産業化』と帝国主義的グローバリゼーション」

【解説】本稿は、アメリカの左翼組織「Revolutionary Communist Party (USA)」のサイトに2021年10月に掲載されたレイモンド・ロッタによる長大な理論的論考「The “Industriali続きを読む “レイモンド・ロッタ「性的搾取の『産業化』と帝国主義的グローバリゼーション」”

性売買をめぐる嘘を暴く――書評:ポムナル『道一つ越えたら崖っぷち』

 この分厚い著作、韓国の性売買サバイバーであるポムナル(「春の日」という意味だそうだ)さんの『道一つ越えたら崖っぷち――性売買という搾取と暴力から生きのびた性売買経験当事者の手記』(アジュマブックス、2022年)を読みな続きを読む “性売買をめぐる嘘を暴く――書評:ポムナル『道一つ越えたら崖っぷち』”

キャロライン・ノーマ「リベラル・フェミニズムは女性よりポルノを選んだ――書評:メリンダ・タンカード・リースト『ポルノを使う男に傷つけられる女たち』」

【解説】以下は、先ごろ出版されたメリンダ・タンカード・リースト編『「彼は私よりポルノを選んだ」――ポルノを使う男に傷つけられる女たち』(スピニフェックス・プレス、2022年)’(Melinda Tankard Reist続きを読む “キャロライン・ノーマ「リベラル・フェミニズムは女性よりポルノを選んだ――書評:メリンダ・タンカード・リースト『ポルノを使う男に傷つけられる女たち』」”

Liberal Feminism chose porn over me: Review of Melinda Tankard Reist’s ‘Women Harmed By Men Who Use Porn’

Caroline Norma https://www.spinifexpress.com.au/shop/p/9781925950588 ‘All for one and one for all’ does not se続きを読む “Liberal Feminism chose porn over me: Review of Melinda Tankard Reist’s ‘Women Harmed By Men Who Use Porn’”

美に潜むミソジニーを暴く――シーラ・ジェフリーズ『美とミソジニー』

【解説】以下は、今年(2022年)の7月に翻訳出版されたシーラ・ジェフリーズさんの『美とミソジニー:美容行為の政治学』(慶応大学出版会)を紹介したものです。同書の韓国語版はすでに2018年に出版されており、その韓国語版序続きを読む “美に潜むミソジニーを暴く――シーラ・ジェフリーズ『美とミソジニー』”

ブラックホールを照らす実践と探求の光――シンパク・ジニョン『性売買のブラックホール』を読む

【解説】以下は、先ごろ出版された、シンパク・ジニョン『性売買のブラックホール――韓国の現場から当事者女性とともに打ち破る』(監訳:金富子、翻訳:大畑正姫・萩原恵美、解説:小野沢あかね・仁藤夢乃)(ころから、2022年)の続きを読む “ブラックホールを照らす実践と探求の光――シンパク・ジニョン『性売買のブラックホール』を読む”

フシュケ・マウ「買春客たち――彼らはなぜ買春するのか、売春婦についてどう考えているのか」

【解説】本稿は、ドイツのサバイバーでアボリショニストの活動家であるフシュケ・マウさんによる、買春客に関するきわめてすぐれた考察です。書かれたのは2016年と少し古いですが(もともとはドイツ語)、その後、各国語に翻訳されて続きを読む “フシュケ・マウ「買春客たち――彼らはなぜ買春するのか、売春婦についてどう考えているのか」”

メリッサ・ファーリー「つながりを理解する――資源採掘、売買春、貧困、気候変動、そして人権」

【解説】以下の論文は、売買春の問題に長年取り組んできたアメリカのアボリショニスト・フェミニスト理論家、メリッサー・ファーリーさんの最新論文です。表題の通り、資源採掘、売買春、貧困、気候変動、人権という現代の最も重大な諸現続きを読む “メリッサ・ファーリー「つながりを理解する――資源採掘、売買春、貧困、気候変動、そして人権」”

ジェン・アイザクソン「フーコーからサンフランシスコへ――クィア理論の不変のルーツ」

【解説】本稿は、イギリスのラディカル・フェミニストでマルクス主義者でもあるジェン・アイザクソンさんが、彼女の主催するサイト「On the Woman Question」に掲載された論文の全訳です。著者の許可を得て、ここに続きを読む “ジェン・アイザクソン「フーコーからサンフランシスコへ――クィア理論の不変のルーツ」”

テレサ・ジアウリス「ポストモダンでリベラルな家父長制」

【解説】ここに紹介するのは、スペイン語のラディカル・フェミニスト雑誌『トリブーナ・フェミニスタ』に掲載されたテレサ・C・ウヨア・ジアウリスさんの論考です。テレサ・ジアウリスさんは、女性人身売買反対連合(CATW)のラテン続きを読む “テレサ・ジアウリス「ポストモダンでリベラルな家父長制」”