レイモンド・ロッタ「性的搾取の『産業化』と帝国主義的グローバリゼーション」

【解説】本稿は、アメリカの左翼組織「Revolutionary Communist Party (USA)」のサイトに2021年10月に掲載されたレイモンド・ロッタによる長大な理論的論考「The “Industriali続きを読む “レイモンド・ロッタ「性的搾取の『産業化』と帝国主義的グローバリゼーション」”

オーストラリアで横行するアジア人女性の性的人身売買――最新のメディア調査が示すもの

 オーストラリアではほとんどの州で売買春が完全に合法化され、アジア人女性に対する買春が平然と行なわれ、オーストラリアの景観を汚しているが、昨年末、この実態について『ジ・エイジ(The Age)』紙とその協力チームが最新の続きを読む “オーストラリアで横行するアジア人女性の性的人身売買――最新のメディア調査が示すもの”

危機に立つノルウェーの北欧モデル法

 ノルウェーは、スウェーデンに続いて2009年に北欧モデル立法を制定した国である。北欧モデルとは、根本的な人権侵害である売買春の社会的廃絶に向けた法体系で、1.売春店の経営、売買春の周旋、売買春から第三者が利益を得ること続きを読む “危機に立つノルウェーの北欧モデル法”

エリー・アロー「レイプ犯の囚人に売春店の利用を認めるドイツの刑務所」

【解説】以下は、売買春サバイバーで反性売買の活動をドイツで行なっているエリー・アローさんの最新論考で、ラディフェミ系のオンライン雑誌『Reduxx』にアップされたものです。売買春が完全に合法化され、「セックスワーク」とし続きを読む “エリー・アロー「レイプ犯の囚人に売春店の利用を認めるドイツの刑務所」”

テイナ・ビエン・アイメ「性産業は仕事ではない――アカデミズムに異議を唱える若者たち」

【解説】以下は、女性人身売買反対連合(CATW)の理事長であるテイナ・ビエン・アイメさんの最新の論考です。現在、英語圏の大学ではセックスワーク論が支配的になっており、特権的なリベラル・エリートたちが「セックスワークは仕事続きを読む “テイナ・ビエン・アイメ「性産業は仕事ではない――アカデミズムに異議を唱える若者たち」”

レイチェル・モラン「売春は職業でもなければ、最古でもない」

【解説】以下は、売買春での経験を書いた『ペイド・フォー(私は買われた)』というベストセラー作品の著者であるレイチェル・モランさんの最新の記事です。 レイチェル・モラン 『PSYCHE』2022年6月1日  私の14歳の誕続きを読む “レイチェル・モラン「売春は職業でもなければ、最古でもない」”

ジュリー・ビンデル「組合では売買春の中の女性を守ることはできない」

【解説】以下は、イギリスのアボリショニストの活動家・ジャーナリストであるジュリー・ビンデルさんの最新記事です。そこにあるように、イギリスの公共サービス労働者の労働組合である「ユニゾン」(組合員数130万)が先週、北欧モデ続きを読む “ジュリー・ビンデル「組合では売買春の中の女性を守ることはできない」”

ローシン・イングル「アイルランドで性売買を生き抜いたある女性の回想録」

【解説】以下は、『アイリッシュ・タイムズ』に掲載されたインタビュー記事です。インタビューを受けているのは、先日、『エニーガール』(どこにでもいる一少女の物語)という回想録を出版して、アイルランドでの性売買の経験を生々しく続きを読む “ローシン・イングル「アイルランドで性売買を生き抜いたある女性の回想録」”

ソニア・ソダ「売買春は本質的に危険であり、普通の仕事のように扱うと事態はいっそう悪化する」

【解説】この記事は、数日前に『ガーディアン』に掲載されたもので、その冒頭でも説明されているように、ステラ・フリュー殺人事件の判決が下されたことを受けてのものです。若い白人男性のジェームズ・マーティンは昨年7月、バンの側面続きを読む “ソニア・ソダ「売買春は本質的に危険であり、普通の仕事のように扱うと事態はいっそう悪化する」”

ジュリー・ビンデル「売買春のない世界を想像しよう」

【解説】以下は、数日前にスペイン社会労働党の党首でスペイン首相のペドロ・サンチェスが売買春の廃絶を党大会で訴えたことに関するジュリー・ビンデルさんの最新記事です。 ジュリー・ビンデル 『クリティック』2021年10月20続きを読む “ジュリー・ビンデル「売買春のない世界を想像しよう」”