コロナウイルス危機と売買春:今こそ北欧モデルを!

 ドイツの一部の州や自治体では、コロナウイルス・パンデミックが起こっているもとで、これまで完全合法だった売買春が一時的に禁止されることになったそうです。しかし、これは喜ぶべきことではないとドイツのアボリショニスト活動家は言います。なぜなら、売買春の中にいる女性たち(その9割は東欧などの外国出身者で、ほとんどがドイツ語を話せず、保険証も持っておらず、貯金もない)は、ただちに生活に困窮することになるからです。

 ドイツ政府は無責任にも、これまで売買春を完全合法化して、さんざん東欧諸国やアジアから大量の若い女性を自国に集めて売春をさせておきながら、このような感染症危機が起こると、ただ売買春を禁止するだけで済まし(合法主義から禁止主義へ!)、それ以上のことを何もしないのです。しかも、一部の売春店は感染症を気にせず闇営業を続けるでしょう。

 ドイツのアボリショニストは、この危機に対処するためには、禁止主義ではなく、今こそ、地方的な北欧モデルを導入するべきだと提言しています。これはまったく正論です。なぜなら北欧モデルは、闇営業を続けるピンプと業者を厳格に処罰しつつ、かつ、売買春の中にいる女性たちに物質的・精神的・医療的支援を提供する政策だからです。

 コロナ危機のもとで、自治体が合法政策を一時的に停止できるのなら、自治体が一時的に北欧モデルを導入することだってできるはずです。これだけが、売買春の中にいる女性たちを、感染の危険性からも、生活の困窮からも免れさせてくれる唯一の方策です。ドイツのアボリショニストは、今こそ地元の自治体に働きかけて、北欧モデルの地方的導入を提言してほしいと訴えています。

https://huschkemau.de/en/2020/03/14/coronavirus-and-prostitution-urgent/

投稿者: appjp

ポルノ・買春問題研究会(APP研)の国際情報サイトの作成と更新を担当しています。

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