売買春をめぐる神話3:売春は最古の職業である

 何千年ものあいだ、人々の諸共同体は平等的なものであり、売買春など知られていませんでした。

 ゲルダ・ラーナーは『家父長制の創造』〔邦訳は『男性支配の起源と歴史』三一書房、1996年〕という著作の中で、売買春が人類の長い歴史の中で比較的最近発明されたものであることを明らかにしました。男性が女性をコントロールする力を獲得し、家父長制として知られている男性支配のシステムを開始したときに、それは発明されたのです。

 男性が女性をコントロールする主要な方法の一つは。女性を2つの集団に分けることでした。「慎み深い女性」と「売春婦」とにです。「慎み深い女性」は自分の頭を隠さなければならず、売春婦は自分の頭を隠すことが許されませんでした。それで、誰もが、各々の女性がどちらの集団に属しているのかを知ることができたのです。「慎み深い女性」は、姓を持った男性――夫ないし父親――の扶養に依存しました。売春婦はすべての男性たちにとって格好の餌食であり、レイプの対象でした。それゆえ、女性たちは、餌食になるのを避けるために「世間体」を受け入れました。その上で、彼女らは、間違っても売春婦とみなされないよう、慎み深い妻として常にみなされるよう気を配ったのです。そのために売春婦から距離を取りました。こうして、女性たちは相互に分断され、女性たちはいっそうコントロールしやすい存在になったのです。

 したがって、私たちは売買春を、個々の女性に対する暴力であるだけでなく、すべての女性に対する暴力の一形態であるとみなしています。女性をセックスのために売り買いすることが認められているかぎり、女性と男性とのあいだに平等など存在しません。

出典:https://nordicmodelnow.org/myths-about-prostitution/myth-prostitution-is-the-oldest-profession/

投稿者: appjp

ポルノ・買春問題研究会(APP研)の国際情報サイトの作成と更新を担当しています。

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