「ポルノではなく子どもを守ろう」の新しいキャンペーンが始まる

 ポルノハブの閉鎖を求める国際署名(すでに223万名の署名)を主導してきたエクソダス・クライNCOSEを初めとするアメリカのアボリショニスト団体が、8月12日からいっせいに「ポルノではなく子どもを守ろう」の国際キャンペーンを開始しました。

 このキャンペーンの中心は、米国大統領やグーグルなどに宛てて、すべてのポルノサイトに正式の身分証明にもとづく年齢確認を義務づけることを初めとした実行力ある措置を求める請願署名です。この署名は、ポルノハブの閉鎖を求める署名と同じく、世界のどの国の人でも署名できますので、ぜひご協力ください。

 以下、請願署名の文章を翻訳しましたので、それを読んで、ぜひご署名ください!

ポルノではなく子どもを守ろう――年齢認証を義務づけ、子どもがアダルトコンテンツに触れる機会をなくそう

 この請願は以下に宛てたものです。米国議会、バイデン大統領、ハリス副大統領、子供・家族小委員会、プライバシー・技術・法律小委員会、ザビエル・ベセラ(保健省長官)、サンダー・ピチャイ(グーグル CEO)、ジャック・ドーシー(ツイッターCEO)、ティム・クック(アップル CEO)。

  なぜ署名が必要なのか?

 今日、何百万人もの子どもたちが、数回クリックするだけで、想像しうる最も残酷で暴力的な性描写に接しており、幼少期にポルノに触れることは、人生を左右する結果をもたらしかねません。今こそ、ポルノではなく子どもを守るための効果的なネット上の保護手段を求めるために一致団結する時です。

 この請願署名活動に参加して、子どもたちを、生涯にわたるポルノ依存、脳の回路の有害な再配線、危険な性行動から守りましょう。

  私たちが求めているもの

1,ポルノコンテンツを掲載しているすべてのウェブサイトは、サイト訪問者に対して、第三者機関による政府発行の身分証明書による年齢確認を義務づけなければならない。

2,販売されているすべてのインターネットアクセス機器には、安全フィルターが設定されていなければならない(大人は無効にできる)。

3,議員は、オンラインでのポルノ接触から子どもたちを守るための効果的な保護手段の導入を義務づける法律を制定しなければならない。

  なぜ子どものポルノ接触が大きな問題なのか

 8歳のキャレブは、ある日、母親が友人と話している間に母親のスマホを手に取り、興味本位でグーグル検索をしてみました。検索の結果、すぐに女性の裸の画像が出てきました。彼は興味本位でそのうちの1つをクリックしたところ、数秒でポルノハブにたどり着きました。

 キャレブの母親であるブリタニーは、後に自分のiPhoneの履歴を確認し、次のように振り返っています。

「あの45分間に彼がポルノハブで見た動画を見て、たちまち吐きそうになりました。あれほど残酷で暴力的なコンテンツは見たことがありませんでした。あの子の小さな脳があんな短時間でそれを理解しなければならなかったのです。そして、あの子が動画をクリックするたびに、新しいビデオが次々と『推奨』され、ビデオはますますひどいものになっていきました。暴力的な乱交、アナル・セックス、集団セックス、ひどい人種差別の描写など、私の最もひどい悪夢でさえ想像できないものでした」。

 かつてはこのような話は珍しかったのですが、現在の子供たちはハードコア・ポルノに囲まれて育っています。現在、ポルノに触れる平均年齢は11歳です。米国の青少年を対象とした最近の調査では、14歳から18歳までの男性の84%、女性の57%がポルノに接したことがあると報告されています。また、セキュリティ会社の調査によると、10歳以下の子供 でも、未成年者のオンライン・ポルノ消費の22%を占めるようになっています。

 また、多くの子どもたちは、自分からポルノを探しに行くのではなく、ポルノが自分を探しに来るのです。ある調査によると、ポルノを見たことがあると答えた11〜13歳の子どもの62%が、ほとんど意図せずに目にしたと答えています。

 さらに憂慮すべきこととして指摘しておきたいのは、多くの研究者や児童保護の専門家が、幼少期にポルノに触れることは児童虐待の一種であると考えていることです。ポルノの使用は、意思決定や意欲、学業成績に関わる脳の部分で、意志力の低下や縮小を引き起こすことが科学的に証明されています。12歳の子供が、ポルノを見るのをやめられないと認めるのは珍しいことではありません。子供にとって、これは人生全体の軌道を大きく変える可能性があります。

 「小学校6年生のときにネットでポルノを見つけて、いまだに抜け出せません。もう闘うのは疲れました。長い闘いだったし、自分を支配しているこの嫌な怪物にはうんざりしています。ポルノが社会に広く受け入れられていて、簡単に手に入ることに嫌悪を感じます。それはどこにでもあります…。あれから9年経ちましたが、まだ闘っています」(ニコラス)。

  子どもたちが見ているポルノは実際どのようなものなのか?

 ある研究によると、ポルノハブのシーンの45%に、開口器、ビンタ、首絞めなどの身体的攻撃行為が少なくとも1つ含まれていました。児童性的虐待、近親姦、集団レイプを描いたシーンは驚くほど簡単に見つけることができ、ポルノ自体が本物の性犯罪の記録映像であることもあります。ユーザーが好きなものを自由にアップロードできるポルノチューブサイトにはほとんど規制がないため、どのビデオが犯罪ではないのかを見分けることは事実上不可能です。

 「16歳のとき、私はセックスに興味があったので、ポルノハブを検索し始めました。そのとき、『アナルお仕置きレイプ(Anal Rape Punishment)』というタイトルの動画を目にして、今でも記憶に焼きついています。カメラアングルはトレーラーの寝室の上隅で、まるで監視カメラのようでした。部屋にはマットレスしかありませんでした。女の子は縛られて屈んでいて、痛みに叫びながら蹴って逃げようとしていました。彼はさらに強く彼女をつかみました。私は胃が痛くなりました。私は男が誰かをレイプしている映像を目にしたのです」(イライジャ)。

  子どもたちへの影響は甚大

 前述した、脳への悪影響に加えて、研究によると、子どもがポルノを頻繁に利用すると、家族や仲間から孤立したり、不安や抑うつ、自殺念慮が強まったりすることがわかっています。

 また、ポルノの利用と、セクハラやレイプなどの有害な性行動との関連性も明らかになっています。ある研究によると、暴力や子どもの虐待をテーマにしたコンテンツを含むAVを頻繁に見ていた男子高校生の約70%が、「観たものを試してみたくなる」と回答しています。

 「中学生のときに付き合っていた彼は、深刻なポルノ中毒で、ポルノハブでダウンロードした動画を送ってきました。そして、これと同じことをやってくれなければ殺すぞと言ってきたのです。『誕生日までに俺とセックスしろ、さもなくば自殺しろ』と最後通告をしてきました。私は自殺を試みましたが、失敗しました。その後、彼は私を気絶させ、レイプしました。なぜあんなことをしたのかと聞くと、彼はポルノを見ていて思いついただけさと言いました。彼は『ただのBDSM〔支配隷属系のSM〕だよ、調べてごらん、女の子はレイプされたり死の脅しを受けたりするのが好きなんだよ』と言いました」(レベッカ)。

  責任を問われるべきは誰か?

 私たちの社会は、子供が店に入ってタバコ1箱とウォッカ1本を無料で手渡されるようなことをけっして許していません。しかし、何百万ものポルノサイトがあることで、オンラインの世界は子どもたちにとって地雷原のようになっており、子どもたちは意図するしないにかかわらず、自分の寝室でこのようなコンテンツを目にするようになっています。

 ポルノ会社は、子どもたちが自社のコンテンツにアクセスするのを防止するために、ほとんど何もしていません。ポルノコンテンツを掲載しているほとんどのサイトには年齢制限がないため、ウェブトラフィックで利益を得ているこれらの「アダルト」企業は、子どもたちが数回クリックするだけで、想像しうる最も異常な性的内容の動画にアクセスし放題になっていることを気にしていないのは明らかです。

 責任を問われるべきなのは、ポルノサイトだけではありません。ツイッター社は、利用規約で公然とポルノを許可していますが、ユーザーには13歳以上であることしか求めていません。グーグルの「セーフサーチ」は、ボックスをクリックするだけですぐに無効にできてしまうし、この機能でさえデフォルトではオフになっているのですから、とうてい安全とは言えません。

 ビッグテックとビッグポルノは、ネットにおける子どもたちの安全と福利を、無責任にも一貫して無視してきました。彼らは子どもたちの無知や無垢さにつけ込んでおり、今こそ彼らにその責任を問うべきです。社会として、圧力をかけるのは私たちの仕事です。

  今こそ闘う時

 私たちは、子どもたちの性的傾向が、ポルノ制作者や犯罪者の異常な空想によって形成されることのない社会を作るために、まだ時間があると信じています。人生の最も重要な時期にポルノに触れることで人生を左右するような結果を招くことなく、子どもたちが成長できる社会です。

 今、私たちは緊急の時を迎えており、この闘いにみなさんの声を必要としています! どうか請願書に署名し、シェアしてください!

 署名はこちらから

投稿者: appjp

ポルノ・買春問題研究会(APP研)の国際情報サイトの作成と更新を担当しています。

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