2人の性売買サバイバーがネバダ州を提訴

 ポルノ、売買春、性的人身売買などの性的搾取に反対するアメリカの老舗団体「National Center on Sexual Exploitation (NCOSE)」の発表によりますと、9月14日、アメリカ・ネバダ州の性売買サバイバーであるアンジェラ・ウィリアムズさんとジェーン・ドウさんの2人が、ネバダ州当局を合衆国憲法修正第13条違反で訴えました。

 ネバダ州のいくつかのカウンティでは、アメリカでは珍しく、売買春が合法化されていることはよく知られていますが、その合法売買春システムのもとで、多くの性暴力、性的人身売買が起きています。南北戦争の結果として生まれた合衆国憲法修正第13条は奴隷制度や意に反する苦役の廃止を定めており、ネバダ州の合法売買春制度における性的人身売買の横行はまさにこの修正第13条に反するというのが、原告の主張です。

 この訴訟を訴訟代理人として引き受けたのが、NCOSEの法律センターとハッチンソン&スティーブン法津事務所です。

 売春が合法化されているシステムでも、性産業を永続させるために、強制、詐欺、強要などの手段が用いられています。合法性の看板のもとで、業者やピンプは、サバイバーたちの心理的・肉体的な健康を犠牲にして成功しています。

「原告は、奴隷制度および意に反する苦役を禁じた憲法修正第13条の下での権利が明らかに侵害されており、その訴えは正義に値する」――NCOSE 法律センターのシニア・リーガル・カウンセル、クリステン・プライス

 この訴訟は、この2人のサバイバーのために正義を求めるだけでなく、現在ネバダ州で性奴隷として売買され、そのために自分のために訴えることができない人々の権利を守るためにも行なわれます。なにとぞ、この訴訟に注目し、原告への支援をお願いします。

投稿者: appjp

ポルノ・買春問題研究会(APP研)の国際情報サイトの作成と更新を担当しています。

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