ジュヌビエーブ・グラック「ポルノハブで『ウクライナ・ガール』などの検索ワードが急上昇」

【解説】フェミニストのオンライン雑誌『リダックス』に掲載された以下の記事は、ロシア軍によるウクライナ侵攻に伴って、ポルノハブやグーグルなどで、「ウクライナ・ガール」や「ウクライナ・ポルノ」などの検索ワードが急上昇していることを告発するものです。ポルノユーザーとポルノ業者の下劣さは底なしであり、あらゆる悲劇をポルノ化し、性欲と金儲けの道具とします。ポルノハブの親会社はカナダに拠点を置くマインド・ギークですが、カナダのリベラルなトルドー政権は、政権に抗議したトラック運転手の銀行口座を凍結しましたが、無数の性的人身売買やポルノ強要、レイプ画像の頒布が発覚しているポルノハブの親会社の銀行口座を凍結していません。

 ウクライナからすでに多くの人がヨーロッパに避難していますが、人身売買業者や性産業はこの避難民から新しい被害者を調達しようとしています。そして、ヨーロッパでは、リベラルな政権のおかげで多くの国が売買春を自由化しており、その大規模な受け皿になっています。ロシアもまた過酷な経済制裁で多くの人々が貧困状態になるでしょうが、そこからも欧米の性産業と人身売買業者は供給を確保しようするでしょう。

 ジュヌビエーブ・グラック

『リダックス』2022年3月2日

 ロシア軍による直近の攻撃がウクライナを震撼させたのと同じ日、弱い立場にあるウクライナ人女性を対象としたポルノの検索がインターネット上で急増し始めた。Googleのトレンドによると、ロシアが2月24日にウクライナで本格的な軍事作戦を開始して以来、「ウクライナ・ガール」「ウクライナ・ポルノ」「戦争ポルノ」といったワードの検索がこの1週間で急増している。

 Redditでは、r/UkrainianNSFWという掲示板が活発化し、一部のユーザーは、紛争中に同国で行なわれているかもしれない性的暴行に関するポルノ的内容の詳しい話を要求していた。同様に、ポルノハブ(PornHub)のトレンド検索の上位には、週末に「ウクライナ」と「ウクライナ・ガール」が含まれていた。XVideosなどの他のポルノサイトでも顕著な増加が見られ、「ウクライナ・ティーン」や「ウクライナ人売春婦」といったタグで、先週だけで数千本の動画が追加されている。

 Center to End All Sexual Exploitation(CEASE)のリーガル・アドボカシー部門の責任者であるトム・ファーの、ポルノハブのトレンドに関するツイートは瞬く間に拡散し、わずか数日で5万5000以上の「いいね」を集め、Twitter上で激しい議論を巻き起こした。

 本紙『リダックス(Reduxx)』の取材に応じたトム・ファーはこの事実の発見にとくに驚かなかったという。「しかし、この種の悲惨なポルノがより人気になり、普通のものになっているという事実には、絶望しています」。

 彼は、「ガール」が好まれている検索用語であることなど、トレンドの具体的内容を調べることでポルノ視聴者に関する洞察が得られると指摘する。「それは明らかに、年齢が若いと思われる(あるいは実際に若い)女性に対する性的活動を描いた素材を見たり、探したりしたいというユーザーの欲求を示しています」。

 2018年からCEASEで働いているトム・ファーは、2021年にリーガル・アドボカシー部門の責任者に就任した。非営利団体での彼の役割には、性的搾取と人身売買の分野における調査の取りまとめや、法改正について書くことも含まれる。

 トム・ファーは本紙に対し、暴力ポルノに対する視聴者の寛容性が高まっていることが、今回の紛争関連ポルノの検索急上昇の一因かもしれないと言う。「満足」の閾値が高くなり、ポルノを消費する人々をますますリアルで過激な映像を探し求めるよう駆り立てていると語る。

 「ユーザーはポルノを見れば見るほど、より『ニッチ』なものを求めるようになる。この『ニッチ』には通常、ますます暴力的なものが含まれ、その結果、人々は金儲けのために、同意があるのであれないのであれ、この種のポルノを作るようになります」。トム・ファーは、業界が新しい要求に応える方向へとますますシフトし、新しい「許容点」を提供し、こうしてこのサイクルが持続すると指摘する。

 トム・ファーは、2月25日のツイートが受けた好意的な反応を嬉しく思うと語り、反応の圧倒的多数がポルノハブを非難する人たちであったことを指摘した。

 「私が望むのは、ポルノ産業のこうした現実に目覚めた人々がその問題関心を持続させてくれることです。特に若い人たちの世代にそういう人が増えることを願っています。若い世代は、ポルノ文化や性的客体化をノーマルにする文化の中にどっぷりつかって成長し、今も成長し続けているからです」。

 2021年の米国務省の報告書では、人身売買業者がウクライナの紛争地域から女性や少女を性的人身売買・労働人身売買のために拉致していることが判明している。人権団体の調査では、避難民や移住民の女性や子どもは人身売買のリスクが高いことが一貫して判明している。

出典:https://www.reduxx.org/post/searches-for-ukrainian-girls-war-porn-spike-on-pornhub-google

★関連記事(ウクライナ)

投稿者: appjp

ポルノ・買春問題研究会(APP研)の国際情報サイトの作成と更新を担当しています。

ジュヌビエーブ・グラック「ポルノハブで『ウクライナ・ガール』などの検索ワードが急上昇」」への1件のフィードバック

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。